情熱大陸に出演する獣医師の「中村篤史(なかむらあつし)」さん。
ペットの夜間救命救急という珍しい形態で院長を務めます。
その過去には順風満帆ではない経験がありました。
そんな中村篤史さんの事を調査しみると驚きの事実がありました。
気になる経歴や情報やについて紹介していきますね。
プロフィール
- 生まれ:1978年
出身地:広島県広島市
- 北里大学獣医科卒業
2006年 東京大学附属動物医療センター 内科研修医
2008年 酪農学園大学付属動物病院 内科研修医
2009年 高橋犬猫病院 勤務医(埼玉県岩槻区)
2011年 TRVA夜間救急動物医療センター開院。院長に就任。
2019年 日本獣医救急集中治療学会発足。理事長に就任。
日本では前例の少ないペットの救急専門医として
救命救急の普及に精進する日々を送っています。
出典元:https://mainichi.jp/articles/20211008/org/00m/200/002000c
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過去の苦い経験
中村篤史さんのご実家は動物病院です。
なので小さい頃より獣医の道を目指し
学歴も華々しいものだと思いまいたが全く異なりました。
子供のころ将来の夢は決まっておらず、
親に渡された塾の月謝でおもちゃ屋さんに行って遊んだりしていたとの事。
成績はすごく悪かったと語っています。
中学~高校時代にはこんな挫折のエピソードもあります。
中学に入って、バスケットボールにはまりました。大ヒットした漫画の影響で夢中になり、県大会にも出場できるレベルに。バスケで高校に行って、将来は実業団に入ることを目指し始めました。
このままうまくいけば、バスケの選手になる夢が叶うかもしれないと思っていた高校1年の時、膝を故障し、試合に出られなくなりました。膝の故障は治らないほど大きな怪我で、大好きなバスケを諦めざるをえなくなりました。
突然、目標がなくなって、目の前が真っ暗になりました。将来のことが見えず、勉強も全く手につかなくて、挫折を感じましたね。
出典元:https://an-life.jp/article/1076
大学受験でも挫折を味わっています。
進路については、父の影響もあって、獣医学部を受験することに。獣医学部は、医学部と同じくらいの偏差値が必要です。しかし、そのレベルには到底追いついていませんでした。勉強するようにはなったものの、真剣に取り組んでいなかったんです。案の定、試験は不合格でした。
悔しかったですね。大学に行けないことよりも、誰かに試験で落とされたことに猛烈な悔しさを感じました。それで勉強するエネルギーが沸いて、来年こそは絶対に合格してやると、上京して浪人することを決めました。
東京の予備校では、寮に入って、名門大学への入学を目指し、必死で勉強しました。名門と言っても、同じ人間が受かっているんだから、1年間頑張れば合格できるだろうと、ご飯も食べず、人とも喋らず机に向かいました。僕が勉強している間、昼飯食ってるやつらは、みんな落ちればいいやとも思っていましたね。それほど無我夢中に勉強しました。
そして迎えた2回目の受験シーズン直前、彼女が出来て、勉強に身が入らなくなりました。彼女は、高校時代に好きだった子で、突然連絡が来て、付き合うことになったんです。地元の広島にいる彼女とは遠距離恋愛で、毎日何時間も電話をしました。勉強する時間が一気に減りましたね。その結果、志望大学に全て落ち、広島に戻って浪人することになりました。
浪人生活2年目、1年目で勉強した分、余裕があるだろうと思い、遊びながら予備校に通っていました。結局、第一希望の大学入試は見事に落ちました。
そんな僕を見て、一緒に住んでいたおばあちゃんが「滑り止めの大学への入学金を払う」と言い出したんです。希望大学に落ちた時の保険で受けた大学の入学金を、「あんたが全部落ちたら、大変だから」と言って、払ってくれたんです。
その時、100%エネルギーを注いだわけではないのに、おばあちゃんにそんなことを言わせてしまうのは、情けないし、申し訳ないと思い、勉強に本腰を入れようと決め、もう一度浪人をしました。そしてついに、神奈川にある大学の獣医科に合格することができました。
出典元:https://an-life.jp/article/1076
この経歴をみてわかるように獣医への道は
順風満帆ではありませんでした。
現在の獣医としてのスキルを身に着けるまで
相当な努力があったことが想像できますね。
獣医師としての活動
町の動物病院の獣医として働いていた時に、
ペットにも救急救命を施せば救える命が
あるのではないかと感じ始めていました。
そんな時東京の動物病院が共同出資して夜間医療を行う
動物病院をオープンさせると聞きました。
そこでなら動物にも救急医療ができるかもしれないと思い、
院長に立候補しました。
動物の救急医療を勉強するため、海外の救命に関する本を読んだり、
アメリカの病院に視察に行ったりしたとの事。
その経験を通じて次のように語っています。
アメリカの救急医療の現場には、24時間毎日、常に電気がついていて、人が出入りしていましたし、大学には救急医療の研究室があったり、犬猫の救急学会があったりして、勉強するコミュニティーが存在しているんです。
アメリカには数十年前からあるのに、日本には動物の救急医療という分野も無ければ、情報を交換し合うプラットホームすら存在しないのはおかしいと思いました。動物の救急医療という分野は日本にも必要だと確信しましたね。
出典元:https://an-life.jp/article/1076
そして現在では日本獣医救急集中治療学会を発足し理事長として
動物の救命救急の普及を発信しています。
また地域の獣医師や後継の育成のも力を入れており
様々なセミナーで講師も務めております。
動物の命を救いたいという強い思いが
並々ならぬ結果の原動力となっている事をひしひしと感じます。
出典元:https://vets-tech.jp/2021/02/11/vets-tech-web-seminar-vol13/10850/
病院はどこにある
中村篤史さんお務める病院はどこにあるのでしょうか?
場所は東京の世田谷でした。
病院概要
病院名:TRVA 夜間救急動物医療センター
住所:158−0081 東京都世田谷区深沢8−19−12 泉美ビル2F
診療時間:PM8:00〜AM6:00
(重症例に限り24時間体制での入院管理継続可能)
電話番号:03-5760-1212
アクセス:東急田園都市線 桜新町駅より徒歩10分(地図はこちら)
出典元:https://trva.jp/emergency/
東京近郊でばいとなかなか診察してもらうのは難しそうですね・・・。
このような動物の救急医療は、TRVAと同じような
夜間救急病院という形態でやっているところが主のようです。
ただその夜間救急病院は全国各地にあるわけではないのが現状のようです。
札幌、仙台、名古屋、福岡、大阪といった限られた都市部にあるようです。
早く全国に広がっていく事を期待したいですね。
気になる年収は??
獣医師の新卒の求人情報をみると
年収300万円~400万円とあります。
中途採用でも300万円~600万円程度が多いようです。
想像していたよりも低い額という印象です。
獣医の給与・年収について次の様なデータもあります。
獣医の初任給は地域によって違いはありますが、
おおよそ23万円前後からのスタートとなります。
院長クラスになると、35万円ほどになりそうです。平成27年の調査によると、40歳で639万ほどとなり、
一般的なサラリーマンよりは多いといえます。勤務医と開業医の年収差を見てみましょう。
・勤務医:約250万円~400万円
・開業医:約500万円~1000万円
開業医のほうが、勤務医より年収は多くなります。
出典元:https://jyui.net/income/
中村篤史さんが院長を務めるTRVA( 東京城南地域獣医療推進協会)は
43の動物病院が発起人の一般社団法人です。
中村篤史さんが開業した病院ではありません。
つまり開業医ではないのです。
TRVAは夜間救急医療に始まり動物2次診療も実施しています。
東京城南エリアの動物病院の医療サポートに努めています。
要はレベルの高い獣医が集まっているともいえます。
そんなレベルの高い医師の集まりで院長を務めており、
数々のセミナーで講演もしている事を考えれば
普通であれば年収も1,000万円オーバーの高額である事が想像できます。
しかしセミナーの参加費をみると2,000円程度や無料だったりします。
また開業医ではない事やお金のためにやっている訳ではない節も感じます。
詳細な年収の情報は調査した結果明らかにはなりませんでしたが、
もしかしたら驚くような高額な年収ではないのかもしれません。
まとめ(あとがき)
中村篤史さんは獣医として一線で活躍しておられます。
しかしその過去には様々な挫折を乗り越えてきた経験があることがわかりました。
「中村篤史(なかむらあつし)」さんの動物の救急救命を広めたいという強い志が
今後の動物医療の発展につながる事は間違いなさそうです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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